日本の一家庭あたりの子どもの数は、1.8人と2人を割っているのが現状です。
さて、私たちの世代をみると、4人兄弟、5人兄弟がざらにいました。
さらに、祖母の時代にまでさかのぼれば、7人、8人、10人兄弟もめずらしくありません。
明治の女性たちは、たいへんな数の子どもたちをうみあげていました。
私の2人の祖母も、やはり明治女の例にもれず、ひとりは6人、もうひとりは10人の子どもをうみあげました。
私自身、この祖母たちのもっていた気骨、迫力には、どんなに年をとってもとうていおよばないと思っています。
多くの子どもをうむ苦労、育てる苦労、夫にしたがう苦労、そして、戦争や病気で大切な子どものうちの何人かを失った悲しみ、それらを通して、女性は母として、大地のようにおおらかでたくましく、やさしく、自分自身を育ててきたのでした。